
宇宙開発研究者未知の宇宙を
探る
東京工業大学 工学院機械系 松永研究室研究員
宮本 清菜さん
- 福岡県立筑紫中央高等学校出身
- 2006年 佐賀大学 理工学部物理科学科卒業
- 2008年 佐賀大学大学院 工学系研究科物理専攻修了
家族に支えられ
研究・開発の日々
さらに夢は宇宙へ
自分の謎を解明したくて
宇宙を研究
小学生の頃から「自分は何者で、なぜここにいるのだろう」という疑問があり、その答えを探そうと思ったのが、宇宙を研究するきっかけです。
志望校選択時に、初期宇宙(ビッグバンやインフレーション)が学べる学科がわからず、「できるだろう」と漠然と佐賀大の物理科学科に進学しました。偶然にも初期宇宙研究の先生がいらっしゃって、研究室に入る事ができました。
知れば知るほど面白い
宇宙は学べば学ぶほどその魅力に引き込まれますが、研究職よりもエンジニアとして初期宇宙を研究する人たちの役に立ちたいと考え、大学院卒業後は宇宙関連の企業数社に勤めました。現在は東京工業大学で任期付き研究員として、50㎏級の超小型衛星の開発に従事しています。難しいですが、自分が作ったものが宇宙に行くと思うと、本当にやりがいがあります。
目指すは念願のプロジェクト入り
衛星開発は予測できないトラブルが多く、調整が難しい上に、将来のために並行して研究も行っているため、長時間労働になりがちなのが課題です。よき理解者である主人に家事・育児をほぼお願いしながら、仕事の優先順位をつける等工夫して、ライフワークバランスが取れるよう働き方を模索中です。
将来的には大学時代に知った、宇宙で重力波を観測するプロジェクトに入る事が目標です。
平日は帰りが遅いので、子どもの面倒は主人にお任せし、主人が遅い時は私がお迎えに行きます。今は、家の都合や仕事の状況により出社や退社時間をフレキシブルに変えられる契約なので便利です。
家で映画を見たり、子どもと遊んだり、家族でお出かけしたり。趣味が映画鑑賞や旅行なので、それを大好きな家族と一緒に楽しむのが、私のリフレッシュ方法です。
アルバイトしていた小料理屋のマスターが非常に厳しく、怒られては泣くこともありましたが、卒業まで続けたおかげで、少しの事ではくじけずに頑張れるようになりました。