理論と実践
理論と実践の往還により“学び”の深化を目指す。
複雑な現代社会の諸課題を理解するためには、関連する分野の基本概念や理論を学ぶことが必要です。
それだけでなく、学んだことを実践の場で活かし、その経験からまた理論を見つめなおすことは、より深い学びに繋がります。
佐賀大学の教育は、理論から実践へ、 実践から理論へ。それを繰り返すことで学生の学びを深め、専門性とともに自信を育みます。
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POINT 01
知識・技術を
より確かなものにする -
POINT 02
理論と実践を繰り返し、
学びを更に深める -
POINT 03
社会に求められる
課題解決型
佐賀大学では、課題を解決していくための理論研究を行い、それに基づいてフィールドワークや実習で実践を行っていきます。互いを照らし合わせながら考察を行い、理論だけ・実践だけに終わらせません。理論と実践の両方から課題に取り組むことで学びを深めて解決に導き、自らの実践力を培っていきます。
「理論と実践」の
研究や取り組み例
[農学部] システム生態学分野
生き物の多様性や生き物同士の相互作用、生活における影響などを研究しています。
- 生き物の生態や行動を分析。
- 生き物がおかれた環境の中での行動や生態を探り、生き物同士の相互作用を考察する。
- 自然の中、生活の中でフィールドワーク。
- 変化していく自然環境・生活環境の中で、生き物がどう行動していくか、どんな影響を与えるかを観察する。
- 繰り返して取り組み問題解決へ。
- フィールドワークを振り返り、何度も繰り返すことで、生き物の生態の解明、希少生物の保護、生き物による社会課題(環境問題)などの解決につなげていく。
[経済学部] 社会課題演習
1年生の後期から実際の社会課題を取り上げて取り組み、ロジカルな考え方や4年間の学びの基礎を築きます。
- 社会問題を聞き取る。
- 経済学部の3つの学科をシャッフルしてグループを組んで多様な視点を持たせ、大学の教員と実務者の双方から同じテーマの社会課題について話を聞く。
- 自分で考え、説明する。
- 自身のクラスに戻って振り返り、それぞれが聞いた内容を互いに説明し合う。自分で考え、自分でまとめてロジカルに説明する習慣をつける。
- 「聞く・説明する」を繰り返す。
- 理論学習を積み重ねるとともにコミュニケーション能力を鍛え、2、3年生への学びやキャリアデザインにつなげていく。
ラーニングサポート(「学び」の見える化 )
学びの足跡を残し、一人ひとりの成長を支援する。
学びに必要なPDCA(PLAN、DO、CHECK、ACTION)サイクルをスムーズに行うため、学習成果の可視化を積極的に行っています。
可視化することで自分自身の学習状況や学習評価を正確に把握し、さらなる成長へとつなげていくことが可能です。
ラーニング・ポートフォリオ
学習の記録や目標を記し、自己を振り返る。
ポートフォリオは自らの学習活動を記入していく、日常的な学習・行動の記録です。学期初めに目標や将来像を入力し、その上で学習内容を自分で記録し、学習成果を可視化していきます。定期的に振り返って自己省察を行うことで成長を実感し、やる気を喚起させていくことができます。日々積み重ねていき、最終的には就職活動時のエントリーシートや自己分析につなげていくことが可能です。佐賀大学ではWEB環境でのポートフォリオで、少しの空き時間でも記入・確認ができるような継続しやすいシステムを取り入れています。
LAPシステム(Learning Analytics Platform)
学習成果をグラフ化し、成長を実感する。
在学中に修得する様々な成果をグラフ化し、自分の学習成果を客観的に可視化していきます。履修した科目の出席率や単位取得状況や成績評価だけでなく、TOEIC®やPROGなどの外部委託試験の結果なども含み、総合的に自分の成長を確認できます。自己評価を確認して今後の学習計画に役立てたり、就職活動に向けた振り返りなどにも大いに役立ちます。
【LAPシステムで確認できること】
- 単位取得状況とGPAの推移
- 成績評価の分布状況
- 出席率
- 外部委託試験(PROG、TOEIC等)スコア
- キャリアパス特性
- 学士力項目別達成度・自己評価値
- その他
卒業認定制度
学んだことを言語化し、卒業認定を申請する。
学生自ら学習成果を可視化させたラーニング・ポートフォリオから、卒業認定を申請します。卒業を控えた学生が、卒業するにふさわしい学習成果を得ていることや、獲得した能力、成長実感について自分の言葉で記述して申請します。