インターフェース科目
視野と柔軟性を広げ、知識・技能を社会に活かす。
インターフェース科目は専門科目や教養科目をさらに深めたり、社会とのつながりの中で興味がある分野の知識や技能を培うことで自分自身の強みを増やし、社会で生き抜く実践的な力を培うことを目的とした科目です。
思い描く将来に近づくために、より広い視野や考え方を身につけ、多様化する社会に柔軟に対応していくことを目指します。
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POINT 01
専門分野の枠を超えて
横断的に学ぶ -
POINT 02
アクティブラーニングで
実践力を身につける -
POINT 03
社会とのつながりで
視野を広げる
インターフェース科目は6つのコースと24のプログラムから構成されています。
学部や専門分野を問わず、好きな科目1プログラム(4科目・8単位)を選んで履修します。
環境コース
環境・資源・エネルギーなどに関する現代的課題を理解し
課題に主体的に取り組む知識と応用力を養います。
- 機械工学と環境
- エレクトロニクスと環境
- 佐賀の環境
人間と社会コース
社会状況から生じるさまざまな現象を多面的に学び、
解決に向けた分析や立案する知識や技法を習得します。
- チームビルディングとリーダーシップPICK UP
- リサーチ・リテラシー
- スポーツイベントとボランティアリーダーPICK UP
文化と共生コース
異なる文化や性別の人々と一緒に交流・協働し、
芸術的創造を社会で用いる豊かな人材を育成します。
- 異文化交流
- 肥前陶磁器産業体験
- Intercultural Communication
- ドイツ語とドイツ語圏の歴史・文化
- 芸術と社会
- 歴史文化
- 英語コミュニケーション
医療福祉と社会コース
環境や食の問題、少子高齢化社会を見据えて、
支援と共生の社会を作り上げる人材を育成します。
- 現代社会と医療
- 食と健康
- ライフサイクルからみた医療
生活と科学コース
現代の社会生活における諸問題を多面的に考え、
解決するために情報を収集し分析する知識を学びます。
- 未来を拓く材料の科学
- 情報技術者キャリアデザイン
- 2年間でできる「がばいベンチャー」の作り方PICK UP
- 食糧生産の科学
- ライフサイエンス・フードサイエンス
地域・佐賀学コース
地域を社会・文化・経済などのさまざまな面から取り上げ、
具体的な事例を使って地域を中心に思考する力を養います。
- 佐賀の歴史文化
- 地域経済と社会
- 佐賀SDGsグローカルアクションPICK UP
PICK UP
佐賀SDGsグローカルアクション
実践を通して学ぶSDGs
人類の「共通言語」としてのSDGsの基礎及び17の目標のうち重点的な課題についてグローバルな視点から学び、169のターゲットの中から佐賀のローカルな課題解決に向けた具体的なアクションを促します。佐賀大学が企業・行政・市民と目標を共有・連携し、授業開放にも取り入れているプロジェクトです。
- 協働での企画立案・実践
- 地域創生型SDGs
チームビルディングとリーダーシップ
自らのリーダーシップを学ぶ
実践と省察を繰り返しながら自分自身の持つ「リーダーシップ」と「チームビルディング」について学び、授業や研究室での活動、サークルや地域ボランティア活動において、主体的・能動的に関われる人材の育成を目指します。
- 学生チームでの協働「企画づくりと企画書作成」
- 社会課題へのアプローチ など
スポーツイベントとボランティアリーダー
満足できるイベントづくりを考える
スポーツイベントの参加者と実施者がともに「やってよかった」と思えるイベントに必要な要素とは何か。佐賀県庁の職員や企業を招いてイベントづくりの考え方を教えてもらい、複数のイベントの実践と反省を繰り返しながら考えます。
- 企画づくりと企画書作成
- 企画の実施と反省 など
2年間でできる「がばいベンチャー」の作り方
2年間で学ぶベンチャー企業
プログラミングの基礎技術を身に付けるとともに、アントレプレナーシップと企業経営、知財戦略の理解を深め、様々な分野を対象にITを活かした新しいサービスとビジネスモデルの創造にトライできる人材の育成を目指します。
- アントレプレナーシップとプログラミング入門
- 知財戦略とプログラミングの活用
INTERVIEW
専門外のSDGsを学ぶことで視野が広がり
「農学で何ができるのか」を考えるように!
私がこの科目を選択した理由は、社会の課題について考えるだけでなく、「大学生の立場からアクションを起こすことができる!」と感じたからです。授業では、佐賀市内の企業や行政・団体と一緒にグループワークや活動を行いましたが、コロナ禍で授業が制限されている中での取組みということもあり、非常に楽しく有意義に取り組めました。他学部の学生や企業・団体の人とのつながりができたことで、自分が専門として学んでいる農学以外の視点を持つこともできました。このつながりは今後もいろんな影響を与えてくれると思うので、大切にしたいですね。SDGsを考えることで人としても成長できたと感じますし、農学分野で何ができるのかを考えるいいきっかけとなりました。私は将来家業である農業を継ぎますが、農作物の生産だけでなく、環境への配慮や持続可能な生産を可能にする新たな取組みも率先して行いたいと考えています。
[ 原田さんの学びのタイプ ]
- 農学部生物資源科学科
国際・地域マネジメントコース - 佐賀SDGs
グローカルアクション
農学部生物資源科学科
国際・地域マネジメントコース 原田 豊徳
データサイエンス
今こそ学ぼう!仕事・暮らしに役立つデータサイエンスの基礎。
日本だけでなく世界的にも注目を集め、必要不可欠となっているデータサイエンス。
佐賀大学では、必要に応じたデータサイエンスを学ぶことができるようになりました。
「数理・データサイエンス・AI」は、デジタル社会の「読み・書き・そろばん」といわれており、今後、皆さんが社会で活躍するための必須スキルです。
データサイエンスとは?
現代社会では、ICTの急速な進化によって多彩なデータが得られるようになり、膨大なデータが蓄積されています。それが一般にビッグデータと呼ばれるものです。そしてそのデータを読み解き、価値ある情報を導き出すのがデータサイエンスです。決して新しい研究分野ではなく、すでに多くの企業や社会で活用されており、様々な業種・分野で今後も不可欠になっていくと考えられます。そこで佐賀大学では、データサイエンス教育プログラムを策定し、2021年度から全員が学べるようにしています。
データサイエンスの活用例
データサイエンスを
学ぶことで、できること
教育学部
教育の現場でもデータサイエンスは重要になり、今後は小学生や中学生への教育も普及してくることが考えられます。自分で理解するだけでなく、人に教える理解が望まれます。
- リテラシーレベル
- 情報基礎概論
- 応用基礎レベル
- AI・数理・データサイエンスⅠ・Ⅱ
芸術地域デザイン学部
たとえば橋や道路の交通量のデータを蓄積して渋滞緩和や安全対策に活かしたり、従来は勘や経験に頼っていた地域のものづくりが数値化できるなど、暮らしの質の向上が期待できます。
- リテラシーレベル
- 情報基礎概論
- 応用基礎レベル
- AI・数理・データサイエンスⅠ・Ⅱ
経済学部
データサイエンスは経済と密接に結びついています。現在もすでに日常の買い物、ネットショッピング、交通手段などから多くのデータが蓄積され、それを活かした商品開発やサービスが展開されています。
- リテラシーレベル
- 大学入門科目 情報基礎概論 基本統計学 基本ミクロ経済学 基本経営学 基本法学
- 応用基礎レベル
- AI・数理・データサイエンスⅠ・Ⅱ 他
医学部
新しい治療方法や医薬品の開発にはデータサイエンスが不可欠です。健康・介護・医療のビッグデータを利用し、個々人の健康管理や疾患予防への取り組みも期待されます。
- リテラシーレベル
- 情報基礎概論
- 応用基礎レベル
- AI・数理・データサイエンスⅠ・Ⅱ
理工学部
製品・技術開発の分野ではビッグデータの分析・活用が進んでいるほか、製造業でも効率化や安全のためのAI活用が進んでいます。人的・時間的な効率化も可能となります。
- リテラシーレベル
- 理工リテラシーSI・S2 データサイエンスⅠ・Ⅱ
- 応用基礎レベル
- 微分積分学 線形代数学 データサイエンス 他
農学部
AIやIoT、ビッグデータ、ロボットを活用したスマート農業の実現にはデータサイエンスが基本となり、農業が抱える人手不足の解消や生産・流通の効率化を図ることが可能になります。
- リテラシーレベル
- 情報基礎概論
- 応用基礎レベル
- AI・数理・データサイエンスⅠ・Ⅱ 他
数理・データサイエンス・AI教育プログラムに認定されました。
佐賀大学は、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」に認定されました。
副専攻
社会に柔軟に対応するため、必要とされる教養を身につける。
副専攻では自分の学部の主専攻にとらわれず、自分が興味のある分野や社会に必要とされる分野が受講可能です。
専門分野の学びを深めることはもちろん、複数の分野の知識・技術を持ち合わせることで多様化する社会に対応し得る人材を育成します。16単位を修得すると、卒業時に副専攻の修了証書が授与され、就職活動の際は履歴書にも記載できます。
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POINT 01
語学や文化を学び
複合的な視野を身につける - POINT 02 計16単位を取得
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POINT 03
卒業時に
副専攻修了証書を授与
[欧米の言語文化専攻]英語コース
一定の英語力と留学への意欲がある学生を対象とした英語で行われるインタラクティブな授業と必修の短期留学(派遣・オンライン)のカリキュラムで、国際プロジェクトでリーダーシップが取れる英語力を目指します。定員は50名程度で、履修希望者を対象に選抜テストを実施します。
- 【科目の例】
- アカデミック英語
- ビジネス英語
- Introduction to Sociology
- Life in the Global World
- 海外交流実習
[欧米の言語文化専攻]独語コース
英語以外の外国語としてドイツ語を習得する機会を提供します。基本教養科目「ドイツの言語と文化」で初級文法を学んだ後に、インターフェース科目「ドイツ語とドイツ語圏の歴史・文化」を学び、ドイツ語の文法力・読解力を段階的に身につけていきます。3年間の継続的な学びを通して、プログラム修了時に中級レベルに達することを目指します。
- 【科目の例】
- ドイツの言語と文化Ⅰ・Ⅱ
- アカデミック独語
- ドイツ文化論A・B
- ドイツ文学A・B
- 海外交流実習
歴史文化専攻
国内だけで完結していた伝統的な日本史の観点から脱却し、諸外国との交流や交渉の観点から日本の近世史と近代史を捉えなおします。同時に地元佐賀の歴史遺産についても学びます。日本と地域の歴史文化を世界的な視点でとらえ、世界の目、日本の目、地域の目と、3つの視座で見つめ直し、見識を深めていきます。
- 【科目の例】
- 肥前セラミック学
- 芸術論(副題:美術)
- 日本史
- 文化の分野特別講義(九州・沖縄学Ⅰ)
- アジアコミュニティ論
データサイエンス専攻
数理・データサイエンス・AI教育プログラムを基に、専門教育科目及び教養教育科目を組み合わせた分野横断的な教育を提供することで、数理・データサイエンス・AIの理解と応用能力を兼ね備え、社会課題の解決や価値創造によって持続可能な社会構築に寄与する人材の育成を目指します。
- 【科目の例】
- 線形代数学Ⅰb
- 情報科学の世界Ⅰ
- マーケティングリサーチ
- コミュニケーション論
- データサイエンス教育プログラムの授業科目