学際的人材を育成
理工学部と農学部が連携し、文系と理系の垣根を超え、両方の知見を併せ持つ人材育成を目指します。デザインやマーケティングを、同時に学べるのも大きなポイントです。文系×理系、専門性×社会性、理論×実践をバランスよく身につけ、多様化していく社会で活躍できる人材を育成します。
コスメティックサイエンスは、国外では化粧品やその原料に含まれる化学物質に関する研究領域として認知されています。しかし日本では、化粧品輸出額が世界第3位の立場にありながら、学問として専門的に学べる教育組織が非常に少ないのが現状です。これを受け、コスメティックサイエンス分野を横断的に学べる場として本学環が設置されます。
本学が総合大学としてコスメティックサイエンスに必要な教育リソースを有していること、佐賀県が「コスメティック構想」を推進していることが大きなポイントとなりました。学環というのは、各学部から専門教員や研究設備などを集めて作られる新しい教育の仕組みのことです。本学環では理工学部(理学系科目)、農学部(農学系科目)を中心に、医学部(皮膚科学等)、経済学部(マーケティング等)、芸術地域デザイン学部(パッケージデザイン等)などと連携して総合的に学んでいきます。
コスメティックサイエンス学環 学環長
鯉川 雅之
コスメティックサイエンスを専門に学べる国公立大学初の学環として、化学・生物学・皮膚科学・薬学・工学などを融合した学際的教育を展開します。理工学部や農学部など学部横断型の履修により、基礎から応用まで体系的に学び、幅広い知識と実践力を養成します。
さらに、佐賀県のコスメティック構想を背景に、自治体・企業と連携した共同研究やインターンシップを実施。地域資源や未利用資源を活用した原料開発、製品化を見据えた実践的なプロジェクトにも取り組みます。経済的視点やデザイン発想も取り入れながら、多角的な視野と創造力を育み、化粧品業界をはじめ多様な分野で活躍できる人材を育成します。
コスメティックサイエンスの専門性を備え、開発・製造に貢献できる技術者を育成します。あわせて化学物質の安全管理を担う力と、産学官連携を通じてイノベーションを創出する学際的素養を養います。
私は、白斑を経験したことで、化粧品には見た目を整えるだけでなく人の気持ちを前向きにする力があると実感し、化粧品開発に興味を持つようになりました。そこで、成分についてや皮膚・生体への影響など、 化粧品に関する科学的根拠を専門的に学びたいと考えるようになりました。化学や生物学、皮膚科学などを幅広く学びながら、地域の産業とも連携出来るコスメティックサイエンス学環は、自分の目標を実現するために最適な環境だと感じ、本学を志望しました。将来は、人の心にも良い影響を与えられる化粧品づくりに携わりたいです。
コスメティックサイエンス学環
井田 絢音 東京都 西高等学校出身
本学環は、日本の国立大学では日本初となる「コスメティックサイエンス」を本格的に学べる学環です。化学や生物などの基礎知識、皮膚科学や薬学の専門知識、研究・開発に必要な専門技術などを、佐賀大学の6学部から横断的に学びます。佐賀県や地域企業とも連携し、実践力や開発力を身につけていけるのも特徴です。
理工学部と農学部が連携し、文系と理系の垣根を超え、両方の知見を併せ持つ人材育成を目指します。デザインやマーケティングを、同時に学べるのも大きなポイントです。文系×理系、専門性×社会性、理論×実践をバランスよく身につけ、多様化していく社会で活躍できる人材を育成します。
皮膚科学・コスメの専門教授をはじめ、理工学部・農学部から選ばれた経験豊富な教授陣が一人ひとりと向き合い、指導にあたります。
新設された学環ですが、学生の所属・身分は他学部と変わりません。必要に応じた学びとサポート体制を十分に整え、将来につながる専門的な学びと安心して送れる学生生活の両方を全力で支援します。
講義で知識を学ぶだけでなく、自分で考え、手を動かす実習や体験型の学びを重視しています。
低学年のうちから実験やプロジェクト学習に参加し、「知っている」だけでなく「使いこなせる」力を育みます。失敗や成功を繰り返しながら、成長できる環境が整っています。
精油を調合し、“ひとつの物語を表現する香水”を完成させます。正解のない課題へのアプローチを考え、科学的な知識とともに、論理的思考力や表現力を養います。
一見混ざり合わない水と油も、科学の力でなめらかに仕上がる=乳化します。その仕組みを実験的に探求し、境界を越えて新たな「かたち」を生み出す力を育てます。
佐賀県コスメティック産業推進室をはじめ、唐津市などの市町、一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター(JCC)などの企業と連携しながら、研究・製造に取り組んでいます。学生の研究力・開発力の向上を図るとともに、地元とのつながりを一層強くし、業界でも地元でも活躍できる人材育成を目指します。
唐津キャンパス内に開発室を設置。化粧品原料素材として有用な地産天然素材の探索を行い、試験的な原料製造に取り組んでいます。
佐賀県が佐賀県産の化粧品有効成分や新しい技術開発をするために佐賀大学内に設置。新規化粧品有効成分の探索、研究に取り組んでいます。
皮膚の弾力性や油分・水分量、pHを測定する装置です。主に皮膚科学・化粧品研究・医療・美容分野などで使用されます。
角質細胞内のアミノ酸の測定は、保湿状態やバリア機能の指標となり、肌の健康評価に重要です。本機器はアミノ酸を一括測定が可能です。
化粧品中の油脂や乳化構造、角層脂質の相転移を解析し、安定性・塗布感・機能性を科学的に評価するために用いられます。