学校教育課程小中連携教育コース
学びの特色
解決に取り組める
人になる
教員としての責任を自覚し、学校教育をめぐる今日的な課題の解決に真摯な姿勢で取り組むことができる力量を育成します。
個人に応じた教育を
行える人になる
児童生徒の発達についての確かな理解を持ち、保護者や地域と手を携えながら、一人ひとりの心身の状態に応じた教育を展開できる力量を育成します。
児童生徒の
知的好奇心に
応える人になる
児童生徒の知的好奇心に応えるとともに、学修内容の確かな理解へと導くことができる力量を育成します。
専攻の特徴
初等教育と中等教育を一体として捉えた特色ある教育を行います。「初等教育主免専攻」では、児童の発達段階に応じた学級経営や各教科の教育スキルを幅広く学修します。「中等教育主免専攻」では、各教科への深い造詣と生徒の発達段階に応じた授業構築を学修します。
実習や実験を通して実践的に学び
ものづくりの楽しさを伝えられる
技術科の教師に
実家から一番近い国立大学。それが、佐賀大学を選んだ一番の理由です。技術科の教師になるため、本コースを選びました。本学に進んで良かったと思うのは、先生方が教員採用試験のいろいろな情報を得てくれ、しっかりとサポートしてくださることです。佐賀県で教師になることを望んでいるので、とても頼りになります。今は、電気工学や機械工学で実習や実験などを通して学んでいますし、小学家庭や初等家庭科教育法では裁縫や調理の実習が課題として出ることもあり、興味深く取り組んでいます。大学2年生くらいまでは人前や一対一で話すことが苦手でしたが、教育実習などで人との関わりが増えたことで、最近は人前で話すことにも抵抗がなくなり、成長を実感しています。将来は中学校の技術科の教師になり、ものづくりの楽しさを伝えられる教師になりたいと思います。
学校教育課程 小中連携教育コース 渡邉 未知
佐賀県 唐津西高等学校出身
授業紹介
初等数学
クイズやパズルに潜む算数・数学を通して、物事を考える習慣を身につけ、思考力や発想力を養います。また数学が日常生活の中でどのように役立っているかについて紹介します。
初等外国語教育法
第二言語習得や外国語指導法に関する諸理論や授業実践の諸問題についての基礎的な知繊を獲得し、コミュニケーション能力を養う英語指導の実践力を修得します。
化学実験
理科の実験風景の1コマです。写真は化学領域です。少人数での実験です。知識及び技能の習得・確認を行うとともに、未知の事象に遭遇した時の思考力、判断力を訓練します。
研究室・ゼミ紹介
体育心理学
山津 幸司 教授
本講義の学習を通して、⼩学校の体育や中学・⾼等学校の保健体育の教師として「体育授業」「運動部活動」の指導場⾯で⼼理学の知⾒を応⽤できるようになることを目指します。運動・スポーツをより効果的、効率的かつ継続的に実践していくには、⾝体的側⾯のみならず⼼理学的な諸理論の理解が不可⽋です。特に運動学習や運動・スポーツに対するモチベーション、スポーツメンタルトレーニングを学習します。
地理学
黒田 圭介 准教授
この演習では主に、国土地理院発行の地形図の読み方と、統計地図の作図法について学び、これらを基に地域の風景や自然環境、人間活動の特徴を考察できる力を修得します。
中国文学
谷口 高志 准教授
中国の古典詩や小説を読み、その背後にある感性や美意識、思想や価値観について探求していきます。たとえば、恋愛小説における男女のかけひきを分析したり、詩歌のなかの龍のイメージの変遷を考察したりなど。
卒業生の主な卒業論文テーマ
- 算数教育における子供のつまずきを減らすための指導法について
- 「社会に開かれた教育課程」の実現をめざす音楽科の授業づくりに関する研究
- 小学校体育授業と道徳教育についての研究
- 嬉野温泉の降水による水質変化
- 小学校家庭科における包丁を使った食品の切り方についての映像教材の開発
- 小学校外国語教育におけるCLIL(内容言語統合型学習)の実現可能性についての考察
- 小学校国語科における「書く力」を育成する言語活動の研究
- 社会参画としての学力を育成する学習環境デザインの研究
- 人工知能(AI)初学者向けの教材開発
- 発達段階に応じた性の多様性(LGBTQ)に関する教育の研究
- 小学校の教科教育におけるICT機器の活用について
主な進路
- 〈就職先〉
-
- 佐賀県内ならびに九州各県の公立小学校、中学校、公立・私立高等学校、特別支援学校、 幼稚園
- そのほか、公務員(自治体)、一般企業(情報・金融・広告等)
- 〈進学先〉
-
- 佐賀大学大学院学校教育学研究科(教職大学院)