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未来に、地域に、貢献できる人材を。
2つの国立大学が連携し、互いの強みをいかしながら新たな教員育成に取り組みます。
教育学部
共同教員養成課程
(仮称 設置申請中)

国立大学2校が連携し
さらに充実した教育環境を実現。
実践的指導力に優れた佐賀大学教育学部と、産学官連携を探究する熊本大学教育学部。両教育学部の教育研究資源を集結した新たな共同教員養成課程が、2026年4月に始まります。多様なバックグランドを持つ両大学の教授陣の講義を受けることで知見を広め、大学を超えた交流により協働力を身につけます。複雑で多様な現代の教育現場で伸びやかに能力を発揮できるよう、「強靭な思考力」と「柔軟な対応力」を兼ね備えた教員の育成を目指しています。

佐賀大学の強み
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実習が多く、
実践力が高い大学附属の幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校があります。また、佐賀県と連携した学校支援活動なども行い、学生は1年次より実際の教育現場に足を運び、即戦力となれる実践力を身につけます。
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免許取得数が
平均3.43種小学校の教科担任制など、変化する教育現場に柔軟に対応するため、異なる学校種の複数免許取得を卒業要件にしています。免許取得数の平均は3.43種で、日本トップクラスの取得数となっています。
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特別支援免許
取得率が約50%普通学級においても支援を必要とする子どもが増加していることを踏まえ、特別支援学校教諭の免許取得を推奨。免許を取得する学生は毎年約50%にのぼり、高い取得率を誇ります。
熊本大学の強み
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英語で授業ができる
教員の養成 -
産学官連携の探究
連携することで見識を深め、
熱意のある人材を育成
複雑化する教育現場に向き合うには、より多くの経験と幅広い知識が必要です。
両大学の特色を活かすことで、更に質の高い教育を目指します。

共同教員養成課程のポイント
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構成大学は、一の大学が開設する授業科目を、その他の大学の教育課程の一部とみなして、
同一内容の教育課程を編成 -
学生はそれぞれの構成大学に
おいて共同教育課程の開設した
授業科目の単位をそれぞれ
31単位以上取得(卒業要件) -
共同学科等の課程を修了した
学生に構成大学による
連名の学位(共同学位)を授与
共同教員養成課程のメリット
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両大学から多彩な指導を受け、
多様な価値観を学べる佐賀大学の教員の授業は主に対面で、熊本大学の教員の授業は主にオンラインです。多彩な教員の講義を受けることで、多様な価値観を育み、幅広い知見を持つ教員を養成します。
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専門知識×実践的指導で
クオリティの高い授業を受けられる佐賀大学の強みである異校種どうしの連携や特別支援教育の実践的な学びに、熊本大学の産学官連携によるICT教育などの実践的な学びを加え、質の高い学びができます。
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様々な交流により教職への
意欲や協働力を醸成できる両大学の学生がともに受ける授業では、協働のグループワークやプレゼンテーションを行います。大学を超えた交流を行うことで教職への意欲を高め、教育現場に欠かせない協働力を身につけます。
共同教員養成課程の学び方イメージ
共同教員養成課程の科目には、次の3つの学び方があります。
佐賀大学と熊本大学の両方の授業を受けられることが大きな特長です。
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▶ 共同科目
一方の大学の教員が、両大学の学生に向けて授業を開講します。学生はオンラインでの遠隔授業や教員の移動による対面授業にて受講します。
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▶ シラバス共通科目
両大学でシラバス(授業内容)を共通化させた科目です。基本的に同じ内容の授業を両大学で行います。
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▶ 独自科目
一方の大学のみで開講する科目です。 実技・実習・演習などがこれにあたります。