Faculty of Economics

経済学部

写真:岩崎 康太、衞藤 大、大石 凌、大野 悠輔、河谷 柾輝、永尾 優祐、中津 遼大、西浦 誓七、森 泰樹
経済学科
岩崎 康太 佐賀県 伊万里高等学校出身衞藤 大 佐賀県 佐賀西高等学校出身大石 凌 福岡県 八女高等学校出身大野 悠輔 福岡県 西南学院高等学校出身河谷 柾輝 佐賀県 多久高等学校出身永尾 優祐 福岡県 祐誠高等学校出身中津 遼大 福岡県 三池高等学校出身西浦 誓七 宮崎県 五ヶ瀬中等教育学校出身森 泰樹 佐賀県 致遠館高等学校出身

経済社会の動きを多面的・実践的に学び、
世界を支える人材に。

2020年のコロナ禍によって、私たちは、現代社会がいかに「不安定」なものかを思い知らされました。全世界で都市封鎖が行われ、国際的・地域的な人の移動が制限され、様々な行事が中止となり、行動様式の転換が求められました。このような混乱状況にあってますます求められるものが、社会科学的思考です。私たちはポストコロナの社会を構想し、実現していかなければなりません。そして、その主役は、皆さんのような未来に生きる若者です。佐賀大学経済学部は、経済学・経営学・法律学の最新知識と思考を教授することによって、ポストコロナを生きる皆さんと社会を支えたいと考えています。

教育目的

経済学部は、経済学・経営学・法律学を柱として社会科学上の知識と教養を授け、経済や社会における課題を分析し、解決できる人材を育成することを教育の目的とします。

在学生インタビュー

写真:田代 啓晃

理系から経済学科へ。将来は公務員になり、
大学での様々な学びを仕事に活かしたい。

高校では理系でしたが、いくつかのオープンキャンパスに行き、友人と話すうちに経済に興味を持つようになり、経済学科に進学しました。経済学の学びは興味深いことも多く、特に数学を用いて経済活動を分析するマクロ経済学やミクロ経済学の授業が好きです。大学に入って大きく伸びたのがプレゼン能力。高校の時に比べるとプレゼンをする機会が一気に増え、回数を重ねるごとに、より質の高いプレゼンができるようになりました。また、友人が熱心に勉強する姿勢を見ることで、大学の講義の重要性を再認識させられました。将来は公務員を目指していますが、大学で学ぶ様々なことを社会人になっても活かしていきたいと思っています。

経営学科
田代 啓晃 
福岡県 宗像高等学校出身

写真:田代 啓晃

インタビュー動画も
ご覧いただけます

経済学科

グローバル化を深める国際社会および現代経済社会の構造について、専門的知識を教授し幅広い視野と問題対応能力を養成します。特に経済事象を理論的な枠組みでとらえる「金融」、経済社会の分析をもとに政策立案を行う「経済政策」、経済を地域・国際の2つの観点から考察する「地域経済・国際経済」に重点を置いた教育プログラムになっています。

経営学科

多角化・グローバル化する企業活動を「ミクロの経済システム」としてとらえ、企業経営に関する専門的知識を教授し幅広い視野と問題対応能力を養成します。特に経営管理・経営戦略などの実践的分析能力を身に付ける「経営」、企業経営の成果をシステムとして体系的に説明する「会計」に重点を置いたプログラムになっています。

経済法学科

複雑化・多様化する現代経済社会の規範となる法律について、専門的知識を教授し幅広い視野と問題対応能力を養成します。特に企業の対外活動・経営管理に必要な法制度を学ぶ「企業法」、地方自治体の行政実務や政策形成に必要な法制度を学ぶ「公共政策法」に重点を置いたプログラムになっています。

さがつくポイント

社会科学の土台を
しっかりと固め
社会で活躍できる経済人に

01専門知識を修得し、経済学×法学、経営学×法学の融合に基づくデータサイエンスと政策マネジメントを実践的に学ぶ

佐賀大学経済学部は、経済、経営、経済法の3学科で形成されており、各学科の専門知識の習得はもちろん、学科融合に基づく総合的で実践的な学習を通じて、ひとつの社会課題を複数の専門知識で見て、思考・判断できる能力を涵養します。社会科学の総合的な思考・判断では、客観的な証拠が求められ、それを提供できるデータサイエンスの技法を習得します。

PDFでご覧いただけます

02少人数ゼミ制で学びを深め、
学生発のプロジェクトを研究・発表

1教員あたり10~20名程度の学生による少人数演習を4年間実施。1年次の社会課題演習では、社会人の実務的な視点を交え経済活動と法律の関係を学習。ここで培った問題意識をもとに2~4年次の演習では、現代社会に必要なデータ分析はじめ専門技能を習得。ゼミプロジェクトで学生主体の社会課題解決プログラムも実施します。

地元企業の調査など、
学生主体で行うプロジェクト

  • 亀山ゼミ「企業・行政との連携イベントとデータ分析」

    3年次のゼミで、企業や役所と連携してイベントを企画し、参加者にアンケート調査を実施したうえで、データ分析をもとに報告書を作成します。企画力、調整力、分析力などビジネスマナー・スキルが身に付きます。

    (写真:佐賀市、サガスポーツクラブとの自転車イベント)

  • 早川ゼミ「地域雇用課題研究」

    厚生労働省佐賀労働局の支援を受け、地域の雇用課題に関する研究に取り組んでいます。最近では、企業による若者のキャリア形成支援の取り組みについて、学生が企業を直接訪問してヒアリング調査を行いました。

    (写真:佐賀若者就職支援施設ユメタネを訪問)

03外部講師や卒業生と交流して
“生”の社会について知る機会も

野村證券や佐賀県弁護士会など学外の専門家による講義を開設しており、第一線で活躍している方々の実践的な知識に触れながら学びを深めることができます。さらに、卒業生との交流会を定期的に実施して、経済界や行政で活躍している先輩たちの生の声を聞き、自分の将来について相談・考える機会を設けています。

  • 外部講師による実体験を交えた講義

    実践的な知識を高めるために、野村證券提供の「グローバル時代の資本市場と証券」と日本労働組合総連合会提供の「現代の労働」、税理士による「実践会計」や、佐賀県弁護士会の弁護士による講義などを受講できます。

  • 経済界や行政の卒業生との交流会 

    経済の現場・なりたい職業に向けてどのような経験を積むべきか、など気になることを、社会で活躍する卒業生たち大学OB・OGからのアドバイスを受け、将来に向けての知識を広げます。

  • 現場を体験する実地研修も実施

    海外研修と訪問先大学での討論を行う「国際交流実習」を行います。

041年次から国際研修に行き
海外の経済に直に触れる経験を

希望者は1年次から国際研修に行けるのも経済学部の特徴のひとつです。海外で経済の仕組みの違いを身をもって体験したり、現地大学との交流で学生と英語でコミュニケーションを行ったりと、座学だけではわからない生きた知識と経験が得られます。コロナ禍に対応したオンラインプログラムや海外に行くチャンスを多く設けることで、国際的な人材育成をサポートします。また、経済学部独自の外国人留学生受け入れプログラムであるSPACE-ECONにより、学内にいながら国際交流ができるのも特徴です。

  • タイの大学との交流・研修

    カセサート大学の学生とタイの中小企業の視察を行いました。

  • 中国経済を体験する

    キャッシュレスが進む中国の状況を実地で体験。浙江理工大学の学生との交流も行いました。

施設紹介

パソコン自習室

パソコン自習室

経済学部1号館1階にある、自習に利用できるパソコン設置教室。スタッフが常駐しており、パソコンに関する質問や相談にも応えます。

学生談話室

学生談話室

学生や教職員が自由に談話するスペース。各学科の学生が集まる賑やかな場所です。

多目的演習室

多目的演習室

演習室は少人数で教員を囲んで書物を読んだり、議論などを行うゼミのグループ演習を行う場所です。入学後の1年次は、あらかじめ決められた教員のゼミに割り振られ、教員1名に対し学生20名程度で行われます。2年次では、教員を選択して自分の所属するゼミを決めることができます。2年次からは教員1名に対し学生10名以下と小規模になり、さらに濃い時間となります。ゼミという学生主体の学び場で積極的に取り組むことで、学問的な力も討論する力も、人の話を聞く力も身に付いていきます。

OB・OGインタビュー

橋爪 和泉さん

株式会社サガテレビ
報道編成制作局 アナウンス室員
橋爪 和泉さん
経済法学科 2019年3月卒業

[業務内容]
インタビュー、取材、ナレーション、ニュース読み、原稿作成と、仕事内容は多岐にわたる。

佐賀大学で学んだことをいかし
「内容が伝わる」アナウンスを目指しています。

私は現在、株式会社サガテレビに勤め、アナウンサーとして仕事をしています。アナウンサーと聞くと華やかなイメージを持たれがちですが、実はテレビに出ない仕事がほとんどで、日々視聴者の皆さんのために見えないところで頑張っています。在学中は行政法について学びました。行政法は私たちの生活の身近な法律です。報道の仕事をする時には目にする機会が多い法律なので、ニュース内容をわかりやすく伝えることにとても役立っています。自分自身が内容を知らないままだと、視聴者には伝わりませんから。社会人になって3年目。本当に幅広い仕事をしてきましたが、そんな中でも大事にしてきたのは「初心を忘れない」こと。取材させていただいていることを忘れず、謙虚な姿勢でこれからも働きたいと思います。(2021年執筆)